音楽CD購入リスト2012

  • Mylo Xyloto / Coldplay
  • Spiritual State / nujabes
  • Soon it will be cold enough / Emancipator
  • ULTRA / bonobos
  • Maminka / Czecho No Republic
  • Dear Grand Piano / 末光篤
  • mitsume / ミツメ
  • billion voices / 七尾旅人
  • 我在那邊唱 / TOTEM
  • 首張個人創作專輯 / Suming
  • CCOO / 蓮沼執太
  • First Collection / Hydeout Production
  • 2girls-in the sepiatone- / faith
  • HAHVAHD / HARVARD
  • いくつかの恋 / 蜜
  • Uncontrolled / 安室奈美恵
  • HOLE / アナ
  • COLORFUL / birds melt sky
  • faraway girl / DE DE MOUSE
  • リトルメロディ / 七尾旅人
  • The Wanted EP / The Wanted
  • All That We Have Now / Fear, and Loathing in Las Vegas
  • THE ORIGIN OF LOVE / MIKA
  • Every Day / QUIETDRIVE
  • ちゅどーん / THIS IS PANIC
  • A SANTA CAUSES - IT'S A POP ROCK CHRISTMAS / V.A.
  • NOTHING BUT THE BEAT 2.0 / David Guetta
  • The Midsummer Station / OWL CITY
  • Fearless / Taylor Swift
  • RED / Taylor Swift


参考:レンタルリスト

The Lady 引き裂かれた愛

僕のミャンマーに対する関心の始まりは、学生時代に少しだけ参加していたアムネスティインターナショナルの大学支部の活動で読んだニュースレターだった。アウンサースーチーさんっていう長い名前の女の人が、自宅軟禁っていう頭にはてなが3つくらい浮かびそうな想像しがたい状態に置かれていて、その関係で過去にノーベル平和賞を受賞しているということだった。アムネスティは政治囚の解放に力を入れているので、ミャンマーの実情は当然の関心事だった。
二度目のきっかけは、2010年、アカデミー賞にもノミネートされたドキュメンタリー映画ビルマVJ 消された革命」を観た衝撃だった。そのときの感想はこちら。このときに、最近話題の"難病女子"大野更紗さんとTwitterで絡むことがあって、そのおかげでミャンマーに対する情報を少し補給することができた。
それ以降、ミャンマーの内政に対するアンテナは一般の人より高く張れていると思う。この度の民主化への方針転換とアウンサンスーチーさんの解放、そして日本企業の進出の話題は、強い関心を持って注視している。

リュック・ベッソン監督がメガホンをとった「The Lady 引き裂かれた愛」は、アウンサンスーチーさんとその家族のお話がメインのヒューマンドラマ。アウンサンスーチーさん役の女優ミシェル・ヨーさんの演技がほんとうに素晴らしくて、特にノーベル賞授賞式のシーンは、悲しくて悲しくてぼろぼろ涙湧いてきた。日本でどんなにタフなチャレンジをしても、彼女ほどの悲しみに対峙させられることはない。そう考えると、未知の領域にチャレンジする勇気が湧いてくる。観終わった後、すぐには立ち上がれず、自分の成すべきことについてぼんやりとでも考えることができた。

世界を変えた10冊の本(池上 彰)

資本論』『コーラン』『アンネの日記』からケインズフリードマン、M.ウェーバーまで。池上解説で今度こそわかる、現代を読み解く“新古典”10冊。

世界を変えた10冊の本

世界を変えた10冊の本


この本は、古典のサマリだけでなく、その本およびその主張が現代世界に与えている影響までを解説するものです。セレクトが宗教と経済に偏っているのは池上さんらしいですが、さすが池上さん、非常にわかりやすくて感動します。対立する思想・理論のそれぞれの古典を並べてくれているので、その関係性がすんなり理解できるのが最大の特長です。(キリスト教VSユダヤ教VSイスラームとか、ケインズVSフリードマンとか。)

古典って、今さら感があってなかなか手が伸びないので、こういうコンセプトと分量の解説本は手っ取り早くていいですね。

10冊のうち、『プロ倫』と『資本論』はやはり難しいです。『プロ倫』は興味もあるのですが、学生のときに読んで理解しきれず、この本のおかげで多少理解は進んだけどやはり腹落ちしない部分があります。2010年に読みやすい新訳が出たということなので、再挑戦してみようかな・・・。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

9.11で父親を亡くしたアスペルガー症候群の兆候のある少年が、1年後に父の遺品から鍵を見つけ、その鍵穴を探すためにNYCの色んな人と出会う物語。テーマはいつの間にか、愛する人の喪失から、愛を伝えることの大切さへと移っていく。思うに、日本人の価値観と比べて米国ではこれを家族の構成員としての義務くらいに重視する価値観があるのだろう。これを学んだ少年が終盤に母親と寄り添うシーンでは感涙を抑えられなかった。最近観たヒューマンドラマの中では抜群にオススメ。

映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』

映画鑑賞リスト2011

2011年にスクリーンで観た映画作品リスト

総数:83(リバイバル上映作品を含む)

2011年 劇場鑑賞映画TOP20

『暴力団』

暴力団 (新潮新書)

暴力団 (新潮新書)

暴力団についてはこれ一冊で良いです。著者の暴力団に関する取材の集大成。


海外のいわゆる「マフィア」が、経済活動を主目的とした非合法な組織であるのに対し、日本の暴力団は互助的性格を持ち、法律で定義された合法的な組織であることは、きわめて特徴的であり、興味深い社会学的考察を呼びます。

私は(業務上の関心から)暴力団員の逮捕報道を更新しているブログを購読しているのですが、彼らの逮捕容疑を見ると、本当にセコい事ばかりしていて、驚きを通り越して呆れます。知れば知るほど、怖がる必要はないと思える。それが暴力団です。

暴排条例が施行され、暴排の機運が高まっている今、暴力団の弱体化は必至。「構造不況業種」になった暴力団は、構成員の減少と高齢化が進んでいるといいます。それを踏まえた、これからの犯罪組織集団はどうなるか、という本書の推察は貴重です。「半グレ集団」と呼ばれる代替勢力についても、1章を設けて言及しています。